2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

自分が、自分に一番失望しているし、幻滅している。 現実を突きつけられている最中だというのに、顔を思い浮かべてはどう話そうかを思案し、深刻そうに振る舞う自分の姿を頭の中に浮かべている。何とも向き合っていない。今目の前にいる人は、父で、父は私の…

国立博物館で開催中の京焼展を観に行く。 http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html 伝統を踏襲しながらも、その中に現代的とも見える斬新な意匠を試みている。明らかに遊び心を感じる。きっと楽しかったんだろうなと思う。良いと思うものに決まって共通…

「いろいろ考えたんだけど」 結果として行動に至らなかった場合におけるそれまでの過程は、「考える」と言ってしまってはいけないんじゃないか。そう思ってみると、日常安易に使っている「考える」という表現がほとんど使えなくなる。考えるのと悩むのは違う…

人の気持ちがわからなくてよかった。 なんとかやりすごす方法を用意しておくべきなのに、 そのときになってどうしようもなくしている。 歯の痛みと同じだ。 過ぎれば忘れていられるから、同じ痛みを繰り返してしまう。 これではなんのための音楽や映画や本な…

集合の円と円が重なり合う部分を見ている。 淡々と毎日を消化していくことは、本当はすごいことだと周りの者に見せられる人。物事に対して温度が高くも低くもないところと、腹の底に自信を隠していられる落ち着きが、とてもいいなあと思う。あんなふうに将来…

目が覚めて泣く。 夢でよかったと心底安堵する。 そんな夢を見たの、いつぶりだろうか。 決めたことだから、夢にも自分の言葉にも惑わされてはいけない。

顔や姿がきれいだったから、好きだったんじゃない。 物腰のやわらかさや、人に言って恥ずかしくない学歴を、好きになったんじゃない。 お箸をかたちんばに並べてしまう、 財布をどこにやったかすぐに忘れて出掛ける前はいつも探してる、 そんなところが、と…

聞き逃した言葉ほど、記憶に残るのかもしれない。

話したいことがいっぱいあるのに、 どうして一緒にいるときはいつも、 話す必要なんて、なんにもないような気持ちになるんだろう。 全部どうでもよくなってしまう。 私この曲好きなんだ。 今日の一曲「若者たち」サニーデイ・サービス

会うときはいつも、部屋の匂いをまとい連れてやって来るから 否応なく感覚が反応して、記憶が蘇ってしまうんだよ。 この頃見る夢は決まっていつもきみで、あの頃にない鮮明さで姿を現す。 見ているのは、現実ではもう決して叶えられない、私だけの続きなんだ…

ウソかホントウか。 実はそんなの、どっちでもいい。 嘘はつくこと自体に意味がある。 嘘をつく側は、相手にそれがバレているとわかりながらもつき通す。 嘘をつかれる側は、それが嘘だと知りながらも騙されてやる。 そして互いが、互いのその心情をわかって…

猫が、どんどん元気をなくしている。 死がそう遠くない時期に迫っている。 それでも私は人と会えば笑い、食べたいもので頭をいっぱいにし、爪の間の汚れを気にする。 猫が死んでも、きっと変わらずそうするのだ。 いなくなれば、寂しいだろうかと考える。 不…