2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

いつも見ている人だ。 選んで失った。 選ばずに得られなかった。 関係がないことを思い知らされる。 いくら思っても、共感しても、想像しても、 実際にそこで生きている彼らと同じにはなれないことを知っている。 そのことに嫉妬して、寂しく思っている。

「制作の時の心得」 ・あっと驚く(いいものを見て感動する)。 ・自然をよく見る。でもそれにとらわれない。 ・日常見なれているものを、もういちどよく見直す。 ・美は真似るものでなく、自分で見つけ出し創り出す。 ・巧くやろうと思うな、唯、全力を尽く…

私はあんたの犬じゃないんだよ。

深夜に雨音と雷鳴。

日記を整理した。 「言葉にできないということは、忘れてゆくということなんだな。 と、そう思った。」 ある本に書かれていた、このなんてことはない一文が、 なぜか胸に引っ掛かったまま残ってしまったせいだと思う。 そこに書かれている日々は、もうはるか…

昨日図書館からの帰りに見た夕焼けは、すごく美しかった。 今日の一曲「WALKING IN THE RHYTHM」FISHMANS

猫が異常な行動を取るようになってきた。 今日は水にさらしてあったこんにゃくを食べようとまで。 私の言うことをまったく聞かない。 自分でも何をしたいのかわからないけれど、 そうせずにはいられなくて惚けて繰り返す。 人間も動物もおなじ。 あぶなっか…

湯船に浸かりながら、包丁がまな板を叩く音を聞く。 午後10時を回るというのに、母はグラタンを作りフライを揚げる。 バスタオルを巻いて二階へと駆け上がり急いで着替える。 父はもうビールを一杯やっている。 家族揃って食卓を囲む。 大人になりたいと思っ…

多分きっと、すごく好きになった人を失わないためには、その人のことをそんなに好きじゃなくなるように、自分の心を仕向けなければいけないんだ。

いじめを苦に自殺をしたという女子中学生の遺書の筆跡が、 とても14歳の女の子のそれとは思えなかった。

売ってみて初めて、買うときにも感謝と遠慮を忘れなくなる。 それと同じで、作ったことがないから、生みの苦労を知らないから、 簡単に「よくない」と言い捨ててしまえる。 自分も何かを作り出す側に回り、少しでも悩み苦しんだことがあれば、 そしてそのと…

携帯電話を持たなくなってから気付いた。 番号をひとつずつ確認しダイヤルをプッシュする数秒間が勢いを奪う。 躊躇い逡巡し、妙に冷静になってしまうということ。 2、3回のボタン操作でコールが鳴り出す携帯電話とは訳が違う。 掛けないほうがよい電話を掛…

会えたらいいなと密かに願い続けていた高校生の男の子と話した。 彼は、私たちの高校時代を想像するとすごい人たちだったような気がすると真面目な顔で言うので、私はひどく驚いた。「それは買い被りすぎだよ。なにか勘違いしてる」笑いながら、でもはっきり…

帰りは、なんとなく違う道を選んで歩いた。最近よくそういう気分になる。見知らぬ路地をゆくと感じの良いカフェと古いタバコ屋を見つけた。カフェにはスーツ姿の男性ときれいな女性がこちらを向いて並んで座っていた。なんだか気後れがした。タバコ屋では、…