愛し愛されるか…いいもんなんだろうな。


好きな異性を複数持って、それぞれにかける気持ちも分散、
それぞれとの関係に見い出す価値、相手への自分の振る舞いと役割も分別。
そうした方が余裕が生まれて、無駄も消耗もなくなって、それぞれとの関係が驚くほどスムーズに運ぶ。
あくまで、自分の中で起こる発見・認知のレベル、そういう心構えで臨もうってお話に過ぎないが。


それぞれを、大事にできるならいいじゃない。いつも笑っていたいのよ。


…こんなことを思っていたな、一年も経たずついこの前までの自分。




失わないためにはひとりでいることを引き受けて、
心はひとり、帰るところもひとり、
そこから出掛けていって少しの間笑ったり眠ったり、
そういうふうにしていくしか、ないんだろうか、とか。
そんなことをいつも思う。


怖いんだ。
気持ちの契約が成立した途端、その関係はじりじりと破綻に向かっていくような気がしてならない。


気付かないほど自然と迎えていた二人の関係とか、
なるべくでいいこの先もずっとって一瞬だって願えるような充足感とか、
衝突やすれ違いが二人の未来を前提にしている信頼感とか、
そんなの、経験してみたいよ。
人を好きになりたいんだ。


「これが愛じゃなかったら」
さあ、なんなんだろうねぇ、半ば放り投げで内心自問を。
対面上のポーズじゃあるまいし、では誰に対して自分を咎めているのか、
でも確かに愛でもなんでもないんだよと、言い聞かせてみせるんだろう。


ただ。全部忘れてしまうこと。何も残ってない。私ひとり覚えておくのはもう嫌だと思う。


暇潰しだ…。




今日の一曲「Easy Way Out」SUPERCAR