自由とは制限されている中でしか見つからないものだ
誰かが言っていたそんなことを、身をもって感じている。
眼球が半透明の薄い膜でてろんとくるまれてしまったかのように、
目に映るもの全てがくすんで見える。
友人の助言が、耳にこびりついて離れないのに、心には入ってこない。
自分を正当化する言葉は、同時に、他人を批判する言葉。


寝ても寝ても眠い。
食べても食べても埋められない。


人を殴りたい衝動に、何度も駆られる。
「感じることに嘘はつかなくていいと思う」
恋人の言葉を思い出して、泣きたくなる。
嘘をつかないなら、
私は、
何の罪もない人をただ自分を不快にさせたからという理由だけで
死んでしまえばいいのにと思うような
たとえ一瞬であっても本気でそう思うような
酷い人間なんだ。


どうしてこんなふうになってしまったかな。