2006-01-16 ■ 美味しいものを食べると、まずいものを食べたくなくなる。 いい音楽を聴くと、街に溢れるノイズを耳に入れたくなくなる。 頭のいい人と話すと、バカとは口が聞きたくなくなる。 いい文章を読むと、世にある本のどれだけ多くが読むに値しないものであるかわかる。 器用に生きられると、失敗を怖れる。 誰かに恋すると、その感情が自分の中、あるいは相手の中に消える瞬間に怯える。 これって、しあわせなことなんだろうか。 幸せでも不幸せでもない。 そうなってしまったのだから、それに対処していく。 ただそれだけの話。